『僕と君が違う世界に住んでいることについて。』

僕と君が違う世界に住んでいることについて。

僕が君にどうしても
伝えておきたいのはさ。

君と僕が違う世界に住んでいるということなんだ。
わかるかなあ?

まったく違う世界なんだぜ。
朝起きて、太陽が昇って、
その太陽の色だって怪しいんだ。

君が「今日の太陽は眩しいね」と
言って、僕も「そうだね」
と言ったとしても
同じ眩しさかどうかなんて
誰にもわからないのさ。

朝ご飯に
オレンジを食べたとして、
「このオレンジは甘くておいしいね」と君が言って、
僕が「本当甘いよね」と
言ったとしても、
その甘さだって同じかどうかは
誰にもわからない。

僕らは誰ともわかり合えない。
世界中の誰とも・・・だよ。

だから僕は、
君に僕の世界を
わかってもらいたいとは思わない。
そんなのはなっからできっこないから。

ただ、僕が君とは違う世界に住んでいるということを
そのことだけはどうしても
伝えておきたかったんだ。

それが伝われば、
僕のすべてが伝わったも
同然だからね。

そして・・・
もう一つだけ、
秘密を伝えてもいいかな。

それは、とっても
不思議なことなんだけども・・・

僕らが違う世界に住んでいるとわかったとき、
そのときになって僕らは初めて、

初めて僕らは、
わかり合えるんだ。


2016.03.08
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