畏敬の念から始まる物作り。

何もないところに物が生まれる。

さっきまで、何もなかったはずのところに
目の前に手品のようにぽっと世界が浮かび上がる。

ステージや詩や物語を書く作業は、世界を浮かび上がらせる作業だと思う。

でも、
本当は何もないのではない。

空気中には、実は目には見えない物語のかけらが飛び回っているのだ。

そのかけらを
人知れず、捕まえて、
人知れず、組み立てる。

どうやれば、飛び回るかけらを見つけられる様になるのだろう。
それは透明な自分になることなのかもしれない。
決して自分一人で生んだのではないことを知っていること。

物を創る作業は何か大きなものと繋がる作業だと思う。

2006年、この頃は芝居を辞めて、歌ばかり歌っていた時期。
たまたま、そのときの音源が今日出てきて聴いていた。
「さとうきび畑」
多くの人がいろんな想いを重ねている曲を歌うということ。
そう簡単には歌えないと思った。
でも、お芝居の取材で沖縄に行き、そのあとも
何度も沖縄に通ったのだから、もうそろそろ歌ってもいいと思って歌ったのだった。

そういう想いのある歌には、まったく違ったものが込められる。

朗読もそうだ。

もちろん、軽い気持ちで即興のように読むことがあってもよい。
毎回、わざわざ物語の土地にいく必要はもちろんない^^
しかし、どんな時であろうとも、
書いた作者に対して、そして生まれでた物語に対して
その向こうにいる読者の皆さんに対して、
そして・・
物作りの神様に対しての
畏敬の念とも言える想いを忘れずに読むということなのだと思う。

もしも、あなたが、
人の心に届く朗読をしたいと思っているのなら。
技術だけでは届かないんです。

*********************
アナウンサーでもない、ナレーターでもない、声優でもない、役者でもない
朗読家
宝木美穂がプロの方向けの朗読レッスンをスタートしています!

レッスンに興味ある方は詳細はコチラ
あなた本来の声で、作者の想いを届けましょう!
スポンサーサイト

Comment

Post Comment

非公開コメント

Latest posts